韓国南西部に位置するムアン郡から、市長や議員、陶磁器の事業者が佐賀に視察に来られました。ムアン郡は、有田と同じように陶磁器の産地です。有田同様、ムアン郡でも陶磁器産業の衰退が危惧されており、日本の代表的な陶磁器産地である有田の成功事例を学ぶことが視察の目的です。
視察の一環として「民間団体であるNPOが、どのような陶磁器産業の支援をしているのか知りたい。」とご依頼があり、ピースウィンズ佐賀事務所スタッフが、支援内容について発表を行いました。
発表では、私たちの団体を紹介し、伝統工芸支援の活動内容、寄付者や事業者さんの声、商品開発で生まれた商品など説明しました。
ムアン郡の方からは「どうやって資金を集めているのか?」「人道支援をしているピースウィンズがどうして佐賀の伝統工芸の支援をしているのか?」等、たくさんの質問をいただきました。
また、ムアン郡の陶磁器事業者の方は商品開発で生まれた商品をじっくりご覧になり、興味深々のご様子でした。
発表会の最後には、韓国のりのお土産もいただきました。ムアン郡は佐賀と同じようにのりが名産とのことです。共通の名産が多いことを知ることができ、交流しているという実感が湧きました。ムアン郡の皆さまに心から感謝いたします。
今回の視察がムアン郡の陶磁器産業の盛況につながることを願っています。
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