武雄市西川登地区で、かごやお弁当箱などの竹細工をつくっている栗山商店さん。竹刈りから素材のひごづくり、編み上げまですべて手作業で製作されています。竹細工はたおやかで緻密に編み上げられた丈夫さから100年使えるといわれています。家庭でも使いやすい商品を生み出す栗山さんにご自宅での使い方を伺いました。
定番は野菜を入れるかごです!
先日、栗山商店さんのお家へお伺いすると、軒先にショウガを入れた竹かごがありました。持ち手がついた持ち運びに便利なかごで、赤と黒のラインがアクセントになっています。
工房(ご自宅)へお邪魔すると竹細工が日常の道具として使われていることを実感します。
竹ざるに入った野菜は色が鮮やかでよりおいしそうに見えます。
写真の野菜はすべてご自宅で収穫したものとのことです。代々、竹細工と農業が家業の栗山さん。西川登竹細工は、もともと農閑期の副業としてつくりはじめられたと言われています。畑でも竹細工のかごが大活躍のよう!
ご自宅で採れた野菜をそのまま豪快に水洗い。
写真は、先代が製作されたざるとのこと!数十年たっても、まだまだ使える丈夫なつくりです。思い入れのあるかごだからこそ、大事に使われていることが伝わってきます。
先代のざるは使い込んで飴色になり、味わい深さが増しています。
野菜を洗う他、そうめんの水切りなどにも使われていて、生活の中に不可欠な存在です。いつもの場所にないと、子供を探すかのように家中を探し回るそうです。今後も長生きして、このざるをずっと使っていきたい、と笑顔でお話しされました。
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