2月から3月いっぱいまで、インターンとして佐賀大学1年生の木村莉紗さんがお手伝いしてくれました。
始めは緊張した様子の木村さんでしたが、最後には頼もしく成長した姿を見せてくれました!
木村さんから感想をいただきましたので、ご紹介します。
この度、ピースウィンズ・ジャパンにてインターンをさせていただいた1年生の木村莉紗です。現在私は佐賀大学の芸術地域デザイン学部に所属しております。学部内では有田セラミックという分野を専攻しており、2年次から陶磁器の専門的な技術や知識を学び始めます。
今回はご縁があり偶然にも自分にマッチした分野で初のインターンをさせていただくことができました。事務所に行く前はまだ自分の目で確かめていなかったため、どのような活動をされているのかなかなかイメージがつかめず、またインターン生も私一人だったため多少なりとも不安はありました。やはり私の中では事務所や会社などは堅苦しい印象があり、難しい事務作業もあったりするのかなと思っていました。
しかし、職員の方々がたくさん声をかけてくだることで交流を持つことができたり、実際に現地の窯元さんのところに出向いて作家さんのお話が聞けたりし、大変良い体験となりました。
私自身、インターンというのは基本的に2年生頃から始めるのが一般的だと思っていました。しかし1年生でインターンに参加した理由は、この一年で新型コロナウイルスの影響であまり大学に行けなかったこと、そして自分が行動できなかったことをこの世の中のせいにしそうな自分が嫌だったからです。
今回のインターンでは、キャンパスライフを送れなかった自分の心に空いた穴を埋めることができました。
「日本にはこんなに素晴らしい技術があるのに、それを捨てるのはもったいない」これは数年前にテレビを見ていて一番印象に残っている鍛冶屋さんの言葉です。この言葉で私は伝統工芸品に興味を持ち始めました。
今回のインターンで各事業者さんのところに訪問するたびに問題視されていたのは後継者不足や人手不足でした。その現状を目の当たりにして私がおかれているこの環境、陶磁器について学べるということはとても貴重なことだと思いました。
窯元さんのショールームで様々な作品を拝見した際に明らかに興奮して写真をたくさん撮っている自分がいて、その時に改めて私はこの道に進んで良かったと思いました。これからの新しい時代を私たちがつくっていくのだと、将来自分が何をするべきなのかなどの自分自身のビジョンを持つことができました。
この恵まれた環境で学べたことを非常に嬉しく思います。この経験を糧にこれから充実した大学生活を送っていきます。ありがとうございました。
木村さんの学生生活が今後も楽しく身になるものになるように私たちも応援しています!
過去から引き継いだ伝統工芸をどう現在の生活で活用していくのか、どのように未来へ引き継いでいけるのか...
木村さんたちがつくる、新しい時代、私たちも楽しみです。
ありがとうございました!
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