
認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンは、2025年4月29日(火)から5月5日(月)まで、佐賀県有田町で開催された『第121回 有田陶器市』に出展しました。
伝統工芸支援を行う佐賀事務所と、西東京で保護猫活動を行うピースニャンコとの共同で「伝統工芸が、猫を守る」と題しチャリティーイベントを開催しました。(活動の経緯はこちら)
会場は昨年に引き続き、「江戸町屋 方丈」にて実施。
多くの来場者にお越しいただき、伝統工芸と猫、それぞれの魅力をじっくりと楽しんでいただける7日間となりました。
有田周辺を拠点とする猫モチーフ作家11名が参加。猫好きの作家たちが、保護猫支援のためにオリジナル作品をご提供くださいました。
来場者からは、「どの猫も表情が違っていて、見ているだけで楽しい!」「一つひとつに猫への愛が込められていて、つい真剣に選んでしまいました」という声が寄せられ、猫と工芸品の繊細な融合に多くの方が魅了されていました。
また、来場者同士で“うちの猫”自慢が自然と始まるなど、会場は笑顔と猫愛にあふれていました。
佐賀事務所のスタッフが会場に常駐し、来場者に向けてピースウィンズの活動紹介と、ピースクラフツの伝統工芸品販売を行いました。
売上の一部は、佐賀県の伝統工芸支援事業に活用されます。工芸品は、実際に手に取ってこそ良さが伝わるものです。職人の技や素材の魅力がダイレクトに伝わる交流の場となりました。
本イベント会場「方丈」のオーナーでもあり、アーティストのSHIN KOYAMA氏が、似顔絵コーナーを出展。これは、2025年3月に発生したミャンマー地震への支援として、似顔絵の収益全額を寄付してくださいました。
小山氏のお気持ちに応えるべく、私たちも引き続き現地支援に努めてまいります。
佐賀事務所のスタッフが2025年1月に4匹の猫を保護。猫を救う大変さを支えたいとチャリティーバザーも開催しました。
方丈オーナーのご厚意で提供いただいた陶磁器や、スタッフの私物を販売。購入者の中には、商品価格以上の寄付をくださる方も多数おられ、「猫たちの未来に、少しでも役立ててください」という温かな声に、スタッフ一同深く感謝しております。
イベント期間中に集まった寄付金(バザー・募金箱を含む)の内訳は以下のとおりです。全額、該当事業に大切に活用させていただきます。皆さまのお志に感謝申し上げます。
猫を守りたい。工芸の技を未来に残したい。
そんな想いが重なった今回のイベントを通じて、多くの方々と優しさと共感の輪を共有できたと思っております。
作品に込められたぬくもりや、ご寄付に込められたお気持ちは、私たちの大きな原動力です。
「ものづくりの力が、人の心を動かし、命を支える」
その実感とともに、今後も猫と人、地域と工芸のつながりを育む活動を続けてまいります。
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