公益財団法人佐賀未来創造基金(さがつく)と認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PW)は、2024年度の伝統工芸助成事業者を決定しました。
この助成事業は、伝統工芸事業者への支援を目的として毎年行っています。2024年4月19日に佐賀市市民活動プラザ内会議室で審査委員会が開催されました。
審査員4人と共に、2時間超の協議を行い採択事業者7社を決定いたしました。
〇支援の方向性:
「ピースウインズ・ジャパンとして、どのような事業を応援したいのか」
「県の補助金で支援できない対象」に重点を置きました。
また、後継者問題解決や新規事業などの試みも評価の対象にされました。
〇緊急性の高い支援:
伝統工芸はコロナ禍以降の原料高騰、生産者の高齢化などの問題を抱えています。
この補助金は、一部助成ではなく全額支援を行っています。特に緊急性が高く他の補助金が受けにくい方々を支援することが着眼点になりました。
当初、事務局は5事業者に対して各30-50万円の助成を予定していました。
しかし、より多くの分配することが、この助成事業の目的に近いのではという審査員の判断から、2事業者を追加して7事業者への助成を決定しました。
助成を受けられなかった事業者に対しての支援も検討しています。
ふるさと納税商品として登録し販売支援。または、来年度以降に他の事業で支援できないかを計画しています。
5月末から6月上旬にかけて、審査員が採択事業者を3日間かけて視察訪問します。
実際の作業場の環境を視察します。さらにヒアリングを通し、解決策を共に考える伴走型の支援を事業終了まで継続して行います。
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