2024年11月22日から24日まで、『秋の有田陶磁器まつり』に出展しました。有田町の江戸町屋 方丈で紅葉が美しい季節、多くの方々にご来場いただきました。
今回の展示では、2024年度伝統工芸助成事業で採択された事業者の商品を展示販売しました。
それぞれの作品は、伝統技術を守りながらも、現代のライフスタイルに適応したデザインやアイデアが盛り込まれています。紹介文に、各事業者が直面している課題や製作への思いを記載し「つくり手の声」を直接届けるよう工夫しました。
そのため来場者からは、「伝統工芸の多様性に驚いた」「新しい視点で工芸品を見ることができた」といった感想が寄せられました。このように伝統工芸が持つ可能性にを、共有でき嬉しく思いました。
また、5月の有田陶器市 能登チャリティーイベントで好評だった輪島漆器や珠洲焼の展示販売も行いました。
さらに、最終日には、「伝統工芸×珈琲」をテーマにした体験型イベントを開催。
これは、ピースウインズ・ジャパンが手掛けるフェアトレードコーヒー「Peace☆Coffee」を、有田焼、輪島塗、珠洲焼の器で楽しむ試飲会を行いました。実際に工芸品を手に取りつかってもらうことを目的にしています。
器が変わることのコーヒーの味の違いや、素材の違いなどを通し「器が変わると、飲み物自体が違ったものに感じられる」「伝統工芸品を日常に取り入れる楽しみを知った」といった多くのお声をいただきました。川辺で日向ぼっこをしながら楽しめると、50人以上の方にご参加いただきました。
また、今回の試飲会では2,925円の寄付金をいただきました。今後の伝統工芸の支援に活用させていただきます。
佐賀事務所ならではの伝統工芸品とフェアトレードコーヒーを通じた活動が、来場者との対話の場となり、双方の魅力をさらに広げる手応えを感じました。
今年の秋の有田陶磁器まつりは、町全域に規模が拡大し、14万人以上の来場者を記録しました。秋の風物詩として定着しつつあり、毎年来場者数が伸びています。
紅葉と歴史的建築物が調和する中、工芸品を使って楽しむイベントとして継続して開催していく予定です。
今後も、地域文化や伝統工芸の価値を未来へつなぐ支援を行っていきます。引き続き皆さまのご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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