「ピースクラフツSAGA」は認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンが実施する佐賀の伝統工芸を支援するプロジェクトです。
活動レポート
2021年3月2日

ピースクラフツSAGA EDITION 2021始動!

第一線で活躍するクリエイターと佐賀の伝統工芸事業者との共同開発プロジェクト「ピースクラフツSAGA EDITION」。今年の「EDITION 2021」も、早速始動いたしました!7月デビュー予定です。

今年参加いただくのは初参加の5事業者で、有田焼の源右衛門窯、辻常陸窯、伊万里焼の畑萬陶苑、武雄焼の閑古錐窯(かんこすいよう)と東馬窯です。デザイナーは初年度からご協力いただいている澄川伸一さん。距離や換気に留意して顔合せが終了しました。今後はオンラインも活用しながらプロジェクトを進めていきます。

 

有田焼/源右衛門窯

※写真撮影の時のみマスクを外しています

 

ふるさと納税返礼品でも人気の高い源右衛門窯。260年余もの歴史を持ち、丸みを帯びた可愛らしいフォルムと美しい絵付けが特徴です。源右衛門窯ファンの方にも気に入っていただけるような新商品を開発します。打合せでは金子社長にも同席いただき、営業の方、職人さんとチームで意見を交わしました。

 

 

有田焼/辻常陸窯

※写真撮影の時のみマスクを外しています

 

300年以上「禁裏(皇室)御用達」を務め、15代続く歴史ある窯元。繊細な美しい染付の器を多くつくられています。ふるさと納税でのやりとりは通常、16代となる息子さんにご対応いただくのですが、EDITIONの初回打合せでは15代であるお父様にも同席いただきました。辻常陸窯の上品な染付・染錦の技術を十分に活かした商品を開発します。

 

 

伊万里焼/畑萬陶苑

 

これまでもさまざまなコラボレーションを行っている畑萬陶苑。色鍋島の美しい器や、伊万里の大川内山でとれた青磁を素材として、独自の技術を施した【モイスト】シリーズが人気です。初回打合せからさまざまなアイデアが出ました。

 

武雄焼/東馬窯

※写真撮影の時のみマスクを外しています

 

窯の裏山の土や植物を素材に、日常使いを考えて作陶されている東馬窯。各地の陶磁器フェアにも積極的に参加されており、この日の打ち合わせも前日の陶磁器フェアから帰ってきたばかり。昨年のふるさと納税でも人気でした。陶器のもつ温かみを活かした商品を開発中です。

 

武雄焼/閑古錐窯

※写真撮影の時のみマスクを外しています

 

有名レストランの器も多くつくられている閑古錐窯。一見すると、陶器と分からないような薄い器もつくられています。澄川さんが初めて窯元に行かれた際には「完成されていてお手伝いすることはあるのだろうか」と言われるほどでしたが、閑古錐窯山本さんたっての希望でおふたりの作品作りがスタートしました。窯がある黒髪山をモチーフした商品ができる予定です。

 

 

各窯元の特徴を活かしながら、澄川さんアレンジを加えての商品開発。

澄川マジックでどんな商品が生まれるか、お楽しみに!