2020年度から始めた伝統工芸助成事業(「わのクニづくり希望社」との共同事業)。
今年度は8事業者への助成金支援を行いました。
各事業者は商品開発や展示会出展などの用途に活用いただきました。
事業者の事業内容をご紹介いたします。
※2021年度の助成公募は3月下旬を予定しています。詳細が決まり次第、当サイトでお知らせいたします。
住所:佐賀県神埼市千代田町柳島1265-1
TEL:0952-44-2455
おしゃれなステーショナリーなどを製作するミマツ工芸さん。
工場内にショールームをつくるにあたり、工場内整備のために活用されました。
ショールーム完成は3月を予定されており、工場見学も今後できるようにしたいとのこと。
そのための導線確保に、今回の助成を活用されました。
実は昨年7月の大雨で浸水被害にあわれたミマツ工芸さん。
大型工具の足元は浸かってしまったそうですが、導線確保後だったため、
電気配線や部材への影響は最小限に抑えられたそうです。
住所:佐賀県西松浦郡有田町中樽2-30-16
TEL:0955-42-5277
URL:http://www.fukujugama.co.jp/
かわいらしい染付や色絵の器を製作される有田焼の3代続く窯元、福珠窯。
近年は各地の陶磁器フェアに出展されており、その費用の一部に活用されました。
新規出展予定の展示会がいくつもあったそうですが、新型コロナで中止に。
しかし出展できた展示会では購入者が多く、新規顧客獲得にもつながったそうです。
助成の活用では、器の柄をプリントしたショッピングバッグも新しくつくられ、
お客様からもとても好評だったようです。
住所:佐賀県西松浦郡有田町北ノ川内丙592-17
TEL:0955-46-5356
URL:https://www.instagram.com/seikagama/
陰刻と呼ばれる彫りの技法を得意とされる精華窯さん。
青白磁の器に透き通るような花や金魚などの模様が浮かび上がります。
展示会を中心に活動されていますが、出展の際にお客様に配る作品紹介の為のパンフレットが
いままでなかったとのこと。営業ツールとしても使えるパンフレットの製作費用と、IT機器購入に活用されました。
早速SNSをスタートされ、今後はSNSのショッピング機能も利用されたいとのことです。
住所:佐賀県杵島郡大町町大字福母814
TEL:0952-97-6420
URL:https://www.instagram.com/tomota.fukuda/
2019年の豪雨で被災された聖山陶房さん。ショールームには日常使いしやすい、染付の器が並びます。
助成金は、豪雨からの復興のための窯材費や、福岡・長崎・横浜で記載された個展出展費用に活用されました。
個展はお客様にも大好評だったようです。
またカメラやPCなどの機器も購入され、現在オンラインショップも計画中。
販売先ももっと増やしていきたいとのことです。今後の活躍が楽しみです。
住所:佐賀県西松浦郡有田町黒牟田丙3127-1
TEL:0955-43-4615
URL:http://www.sakamoto-kama.com/
きれいな瑠璃色の器が特徴的な坂本窯陶工房さん。
2019年にはピースクラフツSAGAの商品開発プロジェクト「EDITION」にも参加いただきました。
助成金はショールームの改修や、オンラインショップの拡充に活用されました。
器がより映えるように照明を増やし、店頭には目に入りやすいように看板等も設置されました。
その効果もあり、最近ではふらりと立ち寄って購入されるお客様も増えたそうです。
住所:佐賀県佐賀市道祖元町106
TEL:0952-24-4211
URL: https://www.hizen-vidro.co.jp/
宙吹きガラス「肥前びーどろ」を唯一製作する副島硝子工業さん。
既にアクセサリー等に利用されている光彩硝子のさらなる改良版の開発と特許出願の費用に活用されました。
テスト回数を増やすことにより、作業工程の簡略化やコスト削減ができ、用途も広がり、
より魅力的な作品が製作できるようになったそうです。
すでに諸富家具メーカーの東馬さんとコラボした、家具も誕生しています。
住所:佐賀県西松浦郡有田町外尾山丙1797
URL:https://kaizangama.stores.jp/
TEL:0955-42-2665
主に業務用食器を製造されてきた、有田で3代続く窯元、貝山製陶所さん。
近年は家庭でも使える食器の開発も進められています。助成金は家庭用食器の開発に活用されました。
豆皿と現行商品のプレートの新しいサイズバージョンが完成。
バイヤー向け展示会で、今まで取引のなかった一般家庭用食器を扱う商社さんとの取引が増えたと喜ばれていました。
住所:佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2351-169
TEL:0955-43-2007
URL:https://www.kinshodo-shop.co.jp/
アリタセラに店舗を持ち、各窯元の器を販売しながらも、
メタリックな麟Linシリーズなど、自社でも器のプロデュースを行う金照堂さん。
海外の展示会出展を予定されていましたが新型コロナの影響もあり断念されました。
助成金は国内展示会の出展やその際のポップ製作費などに活用されました。
光触媒のコーティング技術を利用した、ホテル使用のアメニティシリーズなども開発され、
早速オンラインモールでの取引が始まるなど、好発進のようです。
ピースウィンズ・ジャパンが初めて手掛ける伝統工芸事業者への助成事業。
規模の小さい事業でも活用いただけるよう、今後も支援を続けてまいります!
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